書評
いわゆるPC世代に向けた、ケータイ世代の生態解説書(w。 ケータイビジネスに将来を感じつつも、ケータイ世代の思考や行動が理解できず、どうすれば彼らのココロをとらえるかわからない人にはヒントを見つけることができそう。 ジェネレーションギャップは…
間違いなくスゴ本。 エンタメを「より多くの人に受け入れられるもの」として、ディズニーランドからR25、タモリ倶楽部などを例に、なぜ万人に受け入れられたかの理由を1つずつ明かしていく。 誰でも知っている例と非常に軽い文章で、まさに「万人が読める」…
WiiやDS、さらにiPodやGoogleの成功には、簡単かつシンプルなUIと、ゲーム制作に通ずる「人を夢中にさせる」ノウハウが活かされていた。いくら高度な技術と多彩な機能を備えたものでも、ユーザーとコミュニケーションがとれなくては、そこにないものと同じ……
最近、消費者金融の営業をやっていた人の話を聞いて、改めてざっと全巻を読み返してみた。マンガとしてはいろんな意味でドギツイところもあるが、お金の知識として役立つことは確か。世の中のホンネもかいま見れる。 仕事でも生活でも消費者金融に頼るのと、…
ネット上にある玉石混合の情報群から必要なものをうまく抽出して、人に語れるような知識や、企画や記事などカタチにするための方法論。 新聞記事やブログ、2ちゃんねるの書き込みなど、違いはわかってても、ついごちゃまぜにしがちなネット上の情報を、それ…
大学教授らしく書き方や調査方法がアカデミック。主張が散漫しており何を言いたいのかいまいちつかみづらい。 ネットとリアルコミュニティの傾向を実際の調査結果に基づいて説明しているが、結局、それらに参加している自分にとって肌感覚でわかっていること…
若い人に向け仕事への向き合い方を説いた本。著者はAmazon日本法人立ち上げメンバーで、「1万冊以上のビジネス書を読んだ」という出版プロデューサー。自分より2つくらい年上のまだ若い方。古いけど忘れてはいけないことと新しい考え方がうまくミックスされ…
オトコからすれば、仕事好きな人を好きになってしまったときに読むと、相手の気持ちを少しでもわかってあげられるキッカケになりそう。TVドラマも期待してます。 働きマン(4) (モーニング KC)作者: 安野モヨコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/23メデ…
・デカルトの要素還元論とホリスティックな視点の対比、 ・スカラ型とベクトル型コンピュータの基本的な違い ・地球シミュレータがなぜ作られ、今どのように使われているのか この3点が掴めたのが収穫。さらに爆発的に高速化したコンピュータを人間の道具と…
インターネット回線がどのようにして成り立っているかを、かいつまんでわかりやすく解説すると同時に、ビジネス利用の拡大や、動画による帯域圧迫などによって起こっている問題と現状の対策をとまとめた本。技術的な深掘りはなく、前提知識のない人にもわか…
以前、スティーブ・ジョブズの半生をまとめた本を読んだが、これはその中でもアップル・ネクスト・ピクサーにおける彼流のビジネスのやり方をまとめた本。ゴシップ的な要素がなく、彼がどんなビジネスマンなのかがストレートにわかり、読みやすい。 ただビジ…
「説明書を読まない子供を夢中にさせる」、そんなゲーム造りのノウハウを「ゲームニクス」として体系化してまとめた本。普段何気なくプレイしているゲームがいかに考えられて造られているかがよくわかる。 特に人気ゲームは、壮大なストーリーやきれいなグラ…
いつもITmediaで岡田さんの記事を読んでいるが、改めて書籍として読み返してみて、やっぱりこの人の記事は人の心を動かす力があるなーという印象。 ネタの切り口と書き方が他と一線を画していて、でもおさえるべきところをしっかりおさえている。対象として…
博報堂の広告ディレクターが書いた「アイデア(本の中ではすべて“アイディア”)開発法」。名著「ひとつ上のアイディア。」と同じ装丁だが、こちらは筆者が一人で、短時間で読める。 筆者流のアイデア開発法をごく簡単にまとめると、アイデア出しを最低3回行…
身近で「エハラー」を何人か見かけるので手に取った本。「なんでスピリチュアルなんて胡散臭いものにハマるのやら…」と思っていたが、読んでみて自分もハマる要素を少なからずもっている様子。。。 要はハマる人は、基本的に自分のお金や幸せを追い求め、人…
おそらく「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」にかけたタイトルの答えは最初の8ページだけ。あとは最近のITにまつわるビジネスや法律、メディア(の盛り上がり)に対する見解や、佐々木俊尚氏・小飼弾氏との対談で構成。 全般的に「なんとなく将来が明るそう…
この本に書いてある考え方をマネしていくことで、仕事にも生きることにも、肩の力を抜きつつポジティブに楽しくなれそうな、小山薫堂さん的思考がギュッと詰まった本。 キーワードは「アイデア体質」と「偶然力」。日常のそこらに落ちているアイデアの種を見…
世の中の物事はほぼすべて仮説によって成り立っている。人間の考えることもすべて仮説にすぎず、時代や場所によって正しいことも変わってくる。身近な人と話がかみ合わない場合も、お互いの仮説が通じ合っていないから。 常に仮説の存在を意識することにより…
モバゲータウンのDeNAが行ってきた事例を基にモバイルコンテンツでの成功の秘訣を探った本。 モバゲータウンの仕組みやビジネスモデルを探るだけでなく、特に後半ではPCユーザーとケータイユーザーの考え方やアクションがまったく違う点を検証しているところ…
PCからモバイル(ケータイ)、ユビキタスやWeb2.0系ビジネスモデルなどにおける問題点を指摘し、iPhoneがそれらに一石を投じる存在になるかもしれない…そんなお話。 特に携帯電話は大きな可能性を秘めているにもかかわらず、そのビジネスモデルからテンキー…
日本と世界の性風俗(≒セックス産業)を経済学・社会学的に分析してまとめた本。著者はBRICs経済研究所代表という肩書きを持つ方で、著書を見るとそれらの国々のほか「地下経済」と呼ばれる世界にも通じている様子。 B級週刊誌にある風俗記事をもっともらし…
絵に惹かれて読んでみた。ストーリーはシンプルだけど、ワインのうんちくはかなり濃い(と思う。ワインについて全然詳しく知らないので)。 各話の後には出てきたワインの解説、巻末には10ページにわたる監修者のコラムがある。逆に言えば初心者向けワイン読…
新商品を真っ先に買う「イノベータ」に焦点を絞ったマーケティング本。イノベータの定義にはじまり、アーリーアダプタやフォロワーに伝わっていく課程や、それに合わせた戦略が、簡潔に述べられている。 iPodやヘルシア緑茶などイノベータをうまく掴んでヒッ…
ものの1時間以内で読み終えられる内容なのに、自分のコミュニケーション能力において足りないものをすべて突かれてしまった印象。(特に「自分のメディア力」を意識すること)あとがきで、「これでコミュニケーション基礎入門は完了」と書かれていたけど、ま…
インドの今をぎゅっと濃縮して1冊にまとめたような内容。自分のようなインド初心者には読む価値あり。 傍目から見て「インド人はみんな好きなことやって生きていそう」というイメージが誤っていたことからはじまり、なぜインドでITなのか、なぜ今急成長して…
最初はGoogle Calendarやポストイットなどのツールをつかったtips集だけかと思ったら、そのときそのときから1日、1週間…人生といったそれぞれのスパン、さらに個人だけでなくチームや組織全体での「時間」のとらえ方までもが詰まった本。 一つ一つのHacksが…
たくさんの「あるある」と頷ける話題とその理由から、モノを買ったり好きになったりするメカニズムを、平易な文とイラストでまとめた本。人を惹きつける効果的な広告やセールスの仕方を追求する一方で、「とにかく口コミ」という流れにやや否定的な視点で書…
「数に強い人」とは 1.物事の全体像を頭の中に入れ、それとの絡みで数を考え覚えられる人 2.自分の知識や体感したこと、周りの事象をうまく組み合わせて数を作れる人 として、いろいろな事例や筆者の物事に対するアプローチを蛇足と一緒にエッセイ的にまとめ…
内容は、日頃からブログを書いたり読んだりしていれば自然と見聞きすることばかりで、新鮮と思えることはそれほど書かれてなかった。逆に普段は縁がないけど仕事で勉強する必要がある人にとっては、いくらわかりやすく書かかれていてもイマイチピンとこない…
日本のマンガ・アニメ・ゲームなどが世界に受け入れられ「クール・ジャパン」と評される一方、当の日本はそれに気づかずビジネスとして活用しきれてなかったり、人材を育てる環境が整ってない等の現状を指摘。こうした実例を挙げた上で、筆者が考える日本を…