インターネットは誰のものか


インターネット回線がどのようにして成り立っているかを、かいつまんでわかりやすく解説すると同時に、ビジネス利用の拡大や、動画による帯域圧迫などによって起こっている問題と現状の対策をとまとめた本。技術的な深掘りはなく、前提知識のない人にもわかるよう表現が工夫されている。


特に2章「インターネットの「お金」の仕組み」3章「均衡は引き戻せるか」は必見。ネットワークのタダ乗り論や、P2P技術に期待がかかる理由がよくわかる。ネットに関わる仕事をしている人は、技術職でなくても基礎知識として押さえておきたいことだと思う。


個人的な話で、最近はネットマーケティング関連の本を読む機会が多いけど、久々にTCP/IP絡みについて勉強してた頃を思い出した。


インターネットは誰のものか

インターネットは誰のものか