2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
私の家にはテレビがない。 そのことを特別に誇りに思ったり、あるいは恥ずかしいと思ったことは今までなかったが、普通の人から見るととても奇異に映るらしい。テレビを持たない理由は、単純にその必要性を強く感じないからである。 私も同感なんだけど、ま…
書評の読者が求めているのは、その本に何を書いてあるかではないのです。それらを語るのは、著者のblogであったり出版社の紹介ページであったりAmazonをはじめとするオンライン書店の該当ページの役割であってあなたの役割ではない。あなたの役割は、それを…
古くは「六色リンゴロゴ」「Lisa」、さらに「NeXT」「PIXER」、そして「IMac」「iPod」「iPhone」など、彼が関わったプロダクトや会社などごとに当時のエピソードなどを数ページずつ、そして本文とほぼ同じページ数を割いて彼の写真と名言で、その足跡を綴っ…
「アジアのディープな歩き方」や「インドまで行ってきた!」「ネパールに行ってみた!」の堀田あきお&かよの新作で「G-DIARY」連載マンガ50話と書き下ろし1話、さらにそれぞれの国のコラム(別のライターが書いたもの)をまとめた1冊。全350ページ超の大ボ…
「あいのり」というTV番組で、しばしばメンバーが立ち寄った場所で起こっている問題に直面し、それに対する意見を日記に書いたり、ディスカッションする場面があるが、この本の内容もそれに近い。 場所はインド。特にページを割いているのが、たくさん物乞い…
前半の「女性ファッション誌から読み解く女性のオタク的なモテ欲求分析(というべきか)」だけでも読んでおく価値あり。「JJ」などの記事を例にとって以下につなげるところは痛快だ。 『女には不思議な習性があって、なぜか、本人の努力以外のファクターが強…
企業でブログをマーケティングツールとして活用しようとする人ほど、「こういうことを書かせて、こういう効果を生もう」ということばかり考えている。人に影響を与えるブログを書いている人が、何のために、どういうモチベーションで書いているのかを知ろう…
Apple TVで映画のレンタルサービスが始まる件。 iTunesのレンタルは、視聴が終わったらデータファイルが消えます。消えてくれます、といった方がいいかも知れません。これが自分の所有データだったら踏ん切りがつかずにダラダラと保管し続けてしまうと思うの…
Mac Book Air、発表前の噂であわよくば実物を見ずに買おうかとも思っていた。発表内容を見てカタチ的には申し分ないんだけど、実用性にいささか不安を感じたので、買った人の感想待ち。そして今のところ買わない可能性大。だって今使っているレッツノートで…
様々な理由で日本社会から逃避し、タイ バンコクのカオサンなどに居ついて、何もせず生きる「外こもり」な人たちに迫ったルポ。 外こもりをする人は、「自己責任論」「格差社会」などに端を発する問題に直面し、日本社会からの逃げ場として、物価が安く、(…
明らかに「けもの道」を歩きこれからの人生を模索している自分にとって、今の立ち位置とすべきこと、さらにすでに足を踏み入れた「30〜45才」のこれからやっていくを確認できた。 特に「けもの道力」を持った将棋の遠山四段の行動例は、たった1ページ分の文…
第三世代とよばれるITベンチャー9社の起業家にスポットを当てて、彼ら彼女らの生い立ちから、いま何をやっているのかまでを、それぞれ20ページ前後にまとめられている。元は雑誌の連載なので、あまり深く掘り下げてはないが、それぞれの会社はどんな人がきり…
サイボウズ社長の青野さんが書いた仕事術。すごい人のスゴ技ではなく、普通の人がちょっとデキるようになるというのがミソ。「最小の努力で、それなりの成果を得るのが『ちょいデキ』スタイル」だとか。 全体的に、何をするというより、考え方の転換に関する…
価格.comの創業から現在に至るまでの10年間を、創業者槇野文昭氏らのインタビューなどによって振り返る内容。全9章だが、約半分が槇野氏が2001年に引退するまでの創業期、もう半分が東証1部上場や不正アクセス事件を含めた拡大期という構成。 槇野氏はもうメ…
この本で作者は、会った人への「コントリビューション(貢献)」を真っ先に考えることこそ、人脈構築の基本としている。言い換えると、常に「おもてなし」を意識せよいうべきか。これまで読んだビジネス書では、おもてなしについて、相手の考えや行動を先読…
本業ではなくサイドビジネスとして商売に携わる島田紳助流の経営哲学書。内容を要約すると、お客さん、従業員、そして自分それぞれの個人個人を大切にするというビジネスの基本中の基本にたどり着くと思う。仕事でつまづいて方向性を見失ったときに、もう一…
スーパーアグリの誕生から現在(〜2007年8月)までのドキュメンタリー。ビジネス面から人間関係、技術面までバランスよくまとまっており、難解な言葉もできる限りわかりやすく表現されているので、F1に少しでも興味があればきっと満足できる内容だと思う。 …
ケータイ業界の、特にキャリアや端末メーカーに関するトピックに焦点を絞った2007年9月頃までのトレンドキャッチアップ本。したがって、「モバゲータウン」をはじめとしたコンテンツビジネスにはほとんど触れられていない。 個人的には、今コンテンツビジネ…
この本の中で繰り返し述べられているのが、 「ビジネスを進めるには、まず明確な目的を設定すること。 次にそれを達成するための仮説を考えられるだけ挙げること。 それらを徹底的に比較検証し、そこから最も優れた一つを選んで戦略とするべき」 ということ…
コミック「ドラゴン桜」の雰囲気そのままに、筆者ならぬ「桜木建二」から20〜30代に向けたビジネス講座。 タイトルからは「楽をして」成功を掴もうというイメージを受けるが、内容はやや違い、「ムダなく」成功を掴むための術と考え方が中心。ここでいうムダ…
ラジオは映像による情報がなく音声しか届かない。そのため脳は、音声から想像力によって情景を視覚化しようとする。これが脳全体を活性化するという。私は脳のメカニズムはよく知らないが、通勤中などに録音したラジオを聞いていて、確かに頭の中で自然とい…
「スタバでipodを聞いて、ドーナツを食べると、考える力つく!その理由は?」 というキャッチーなことが書かれている帯につられて読んでみたが、なかなか手強かった。 よく「経営者の視点を仕事を考えよう」と聞くが、それに答えるような内容。ビジネスだけ…
広告ではなく、ニュースや特集などとしてTVや新聞などメディアにとりあげてもらい、発信したい情報を効果的に広めるためのノウハウ集。筆者がそれを本業とするPR会社の代表なだけに、それぞれを自らが関わったものを含めた事例を交えて紹介しているので、具…
頑固オヤジの説教を聞いているような気分になる本。ただし、理屈は通っていて、得るものは多い。 「本当の個性とは、他人と同じことをやっていく中でこそ、明らかになってくるものなのだ。周囲と同じことをやっていく中で、違いを見つけ、そこを伸ばし、自分…
キャッチーなタイトルながら、物やサービスにつけられる値段の根拠を見抜く力がつきそう。さらに最近、仕事で求められることの多い「経営者視点」を磨く一歩になると思う。スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学作者: 吉本佳生出版社/メーカー: ダ…
エキュート大宮、品川、そして立川を立ち上げた人たちの回顧録。大宮をよく利用するが、この本を読んだ後に改めて行ってみると、どういったところに思い入れがあったり、苦労や情熱が注がれているかがよくわかり、別の視点からこの場所を楽しめそうだ。 特に…
SEOの基本がコンパクトにまとまっている。 技術的なことよりも、なぜこうしなくてはならないかの 説明に重きがおかれているので 実際にコードを書く人より、サイトをプラニングする人向けかも。 そうした人が会社から「SEO勉強してこい」といわれたら まずオ…
ネットトレンドのキーワード20個について、その現状と問題点、論点、筆者が考える展望などを新書サイズにまとめた本。この本から新しい知識を得るよりも、日頃ネットニュースなどから得ている情報の整理やキャッチアップができたという印象。 個人的には、ネ…
従来、公式コンテンツありきだったケータイサイトにおいて、勝手サイトの可能性を、事例を交えて示した本。ケータイコンテンツの現状を、こうしてまとめた本はまだ少ないので、ずっとPCを通じてネットと触れてきた自分のような人にはオススメできる。 特に中…
身の回りの物の整理、情報の可視化、視点の導入と転換など、書かれていることは他のビジネス書や自己啓発書とあまり変わらない。そういった本をすでに読んでいる人には期待外れになるかもしれない。 この本の価値は「佐藤可士和」がそれらを実践し、その成果…