カリスマ・コンサルタントの稼ぐ超思考法 ~仕事と人生に効く「問題解決力」が身につく20の方法~

「スタバでipodを聞いて、ドーナツを食べると、考える力つく!その理由は?」 というキャッチーなことが書かれている帯につられて読んでみたが、なかなか手強かった。


よく「経営者の視点を仕事を考えよう」と聞くが、それに答えるような内容。ビジネスだけでなく、普段の生活にも持ち合わせておきたい考え方だと思う。


タイトルは「思考法」を教えてくれるイメージだが、実は読み手の思考法を試されている印象を受けた。


◆読書メモ


自らが、自社や業態の歴史を調べておくことで、今後の行く先も見えてくる。この作業をしておくと今後大きな意味を持ってくる。


目の前で起きていることが、かなり極端なブームとなっているときは、転換点が近い合図。「極」「〜過ぎる」が見えてくると、次の転換はもうすぐだという気がしてくる。


当初から撤退時期を定めておくこと


顧客獲得単価を低くする努力ばかりに血眼になっている間に、ライバルが他の優良なお客さんを市場価格で獲得していたら、と考えてみる。


タックス・クライテリア:いつも税金を計算に入れた思考で行動する


1.3.5の法則


初期の入力値のわずかな差は指数関数的に増大する


優秀な経営者は、投資した事業がC(行動経済学のグラフで少し「損」「不幸」)の領域に入ると、撤退が早い


「今」の最適化が、「未来」のマイナス要因になる。そういう思考がないと一瞬の打ち上げ花火に喜んで「あの会社はどこにいったのかね」といわれるのがオチ


顧客を絞り込んでターゲットを決めるというセオリーも有効だが、それよりも先に誰に嫌われたいかを決めた方が早い。そうするとポジショニングはより明確になる場合が多い。どんなことでも、逆さまから考えてみる。


一度生じたエネルギーはどこかでガス抜きをしないといけない。人は選ばなかった選択を高く評価する。


なるべくエネルギーが過剰に出ないように常に意識する。それが長く経営を行っている勝ち組の共通点

カリスマ・コンサルタントの稼ぐ超思考法 ~仕事と人生に効く「問題解決力」が身につく20の方法~

カリスマ・コンサルタントの稼ぐ超思考法 ~仕事と人生に効く「問題解決力」が身につく20の方法~