ラジオは脳にきく―頭脳を鍛える生活習慣術

ラジオは映像による情報がなく音声しか届かない。そのため脳は、音声から想像力によって情景を視覚化しようとする。これが脳全体を活性化するという。私は脳のメカニズムはよく知らないが、通勤中などに録音したラジオを聞いていて、確かに頭の中で自然といろいろ考えている覚えがあるので納得できる。


ただし、そのほかに著者が勧める脳の活性化術(こんな本を読むといいなど)、逆に脳によくないとするものは、やや説得力に欠け、むしろ主観的というか好き嫌いが先にきている感じを受ける。


タイトルのラジオに関する話は第1章の20数ページ程度。あとはそうした著者の主張や、脳を鍛えるためにどうすればいいかの話で、やや期待外れ。こうしたタイトルをつけるなら、もう少しラジオについての突っ込みが欲しかった。

ラジオは脳にきく―頭脳を鍛える生活習慣術

ラジオは脳にきく―頭脳を鍛える生活習慣術