ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学

本業ではなくサイドビジネスとして商売に携わる島田紳助流の経営哲学書。内容を要約すると、お客さん、従業員、そして自分それぞれの個人個人を大切にするというビジネスの基本中の基本にたどり着くと思う。仕事でつまづいて方向性を見失ったときに、もう一度読みたい本。


◆読書メモ


常識にとらわれていては成功する店は作れない。なぜなら、その常識は失敗している店の常識だからだ。本当に成功しているのは100軒のうちの1軒なのだ


利益が目的でなくても、ビジネスは利益を上げない限り成立しない。そこには従業員の生活がある。彼らが幸せにならなきゃビジネスをやる意味はない。


人が働くのは、あくまで自分の幸せのためだ。「御社のために身を粉にして働くのが、自分のためになると信じている」と言うべきだ。


どこかのお店に入ったとき、興味を持って見回せば、アイデアの種はどこにでも転がっている


自分のためなら力を出すけど、他人のために力を出せない人間と、一緒に何かをやろうとしてもうまくいかないに決まっている


ずっと順風満帆で人生を過ごして来た人よりも、失敗の経験のある人の方が僕にはよほど信用できる


鮨屋をしたいから職人を探すという考え方は、間違えの元なのだ。順番が違う。あなたがこいつを男にしたいと思うような人に出会って、たまたまその人が鮨職人だったから、鮨屋をやろうという話なら賛成できる。