ネットで人生、変わりましたか

いつもITmediaで岡田さんの記事を読んでいるが、改めて書籍として読み返してみて、やっぱりこの人の記事は人の心を動かす力があるなーという印象。

ネタの切り口と書き方が他と一線を画していて、でもおさえるべきところをしっかりおさえている。対象としている人の考えや熱意をうまく引き出しつつ、でも自分の立ち位置を持っていて「ギョーカイ人」的嫌みがないというか。多くの人の共感を得ることができ、「自分も頑張ろう」という気持ちにさせてくれる、そんな記事がとても多い。

自分の仕事でも大きな刺激になっていて、「俺もこんな記事を世の中に出して、たくさんの人に読んでもらいたい」と1つの目標としているので、これからも彼女の記事に注目していきたいなと。

この本は「ITとかネットとか、なんとなくイヤ」という偏見を持っている人に読んでもらいたい。出てくる人は岡田さん（IT戦士）を含め、むちゃくちゃ人間くさい。

書籍化で追加された以下のコメントがお気に入り

・IT革命とかWeb2.0とか言っていても、それはごくごく一部の先進的な人の間での話。母のような人に「便利ね」「すごいね」といってもらえるようになって初めてPCやネットは一人前になれるんだと思っています。

・ITの力で人を幸せにするとは何か。この小さな人形（プリモプエル）とそれに癒される人々が、雄弁に語ってくれます。

・無償で何かを発信するという、単なる趣味・ボランティア的な行為から、思いがけず収入につながることが、ネットの世界のおもしろさの一つです。

ネットで人生、変わりましたか?