話すチカラをつくる本―この一冊で想いが通じる!
ものの1時間以内で読み終えられる内容なのに、自分のコミュニケーション能力において足りないものをすべて突かれてしまった印象。(特に「自分のメディア力」を意識すること)
あとがきで、「これでコミュニケーション基礎入門は完了」と書かれていたけど、まさに短くまとまっているからこそその全体像を一気につかめる本だと思う。あとは実践だよ>自分。オススメ!
以下、読書メモ(ネタバレ)
1 想いが伝わる7つの要件
・メディア力:相手から見た自分の信頼性はどうか?
・意見:自分が一番言いたいことは何か?
・論拠:意見の根拠は何か?
・目指す結果:誰がどうなることを目指すのか?
・論点:今、どんな問いに基づいて話しているのか?
・相手にとっての意味:突き放して相手から見たら、この話は何か?
・根本思想:自分の根っこにある想いは何か?
2 お詫び・お願い・人を説得する技術
■「大きな問い」から「具体的で小さな問い」をいくつも探す
■ 視野を自分から広げる
・相手へ、周りの人へ
・自分のいる組織へ、社会へ、世界へ
・現在から過去へ、未来へ
■問いを選ぶ技術
・自分にとって切実な問い
・相手が興味・関心のある問い
・要求に叶った問い
■問いを配列する技術
・お詫びの問いの構造
相手理解 → 罪の意識 → 【ここで謝罪】→ 原因究明 → 今後の対策 → 償い
■依頼の問いの構造
・自己紹介→相手理解→依頼内容→依頼理由→志→具体的な条件・返信方法など
3 共感の方法−人を励ます・誤解を解く
【批評・アドバイス・正論を言うとき、自分の目線は必ず相手より高くなる】
■人を励ます
・相手理解:褒める励ますのではなく、相手への理解や共感を正直に示す
・「悩んでいる相手」に何か言うのではなく、「相手が悩んでいる問題」に目を向け、同じ問題に対して、自分ならどう変われるか?変わったか?を考えてみる
■自分の経験に基づいて話す
■「問い」を共有してみる
3.2 誤解を解く
■自分のメディア力(信頼性)を回復する方法を考える
■共感ポイントで通じ合う
→話を聞いてもらえる
4 信頼される−メッセージの伝え方
■初めての人にも信頼される条件
・自分を説明する
過去→現在→未来という時間の中でのその人の連続性
その人と、人や社会とのつながり
- 作者: 山田ズーニー
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 文庫
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