数に強くなる


「数に強い人」とは


1.物事の全体像を頭の中に入れ、それとの絡みで数を考え覚えられる人
2.自分の知識や体感したこと、周りの事象をうまく組み合わせて数を作れる人


として、いろいろな事例や筆者の物事に対するアプローチを蛇足と一緒にエッセイ的にまとめた本。「そういう考え方があるのか」と感心するエピソードが散りばめられている。


筆者の独り言のような部分もあちらこちらにあるので、軽くさらりと読んで「これはいいかも」という考え方を拾っていくべきかと。

以下読書メモ(ネタバレ)

・「たとえ知らなくても、作る努力をしなくてはならない。必要な数は、見たその場で作れなくてはいけない」→いつでもどこでも、愚直に、徹底的に訓練し続けよ

・自分の体感と直接結びついた数を持ってこれることはもっと大事である。そういう数は、物事を理解するときの基準にできるからである。

・「数の認識回路」を作るには、頭の中にインプットするだけでなく、自分が積極的に動いて外に向かってアウトプットすることも必要なのである。トライアンドエラーを毎日繰り返していくと、感覚がどんどん良くなる。

・「ドンガラ」のすすめ

・量的変化が質的変化をもたらす。質的変化は、グラフで表すと「パターンの乗り換え」という形で発現する。

数に強くなる (岩波新書)

数に強くなる (岩波新書)