第三世代とよばれるITベンチャー9社の起業家にスポットを当てて、彼ら彼女らの生い立ちから、いま何をやっているのかまでを、それぞれ20ページ前後にまとめられている。元は雑誌の連載なので、あまり深く掘り下げてはないが、それぞれの会社はどんな人がきり…
サイボウズ社長の青野さんが書いた仕事術。すごい人のスゴ技ではなく、普通の人がちょっとデキるようになるというのがミソ。「最小の努力で、それなりの成果を得るのが『ちょいデキ』スタイル」だとか。 全体的に、何をするというより、考え方の転換に関する…
価格.comの創業から現在に至るまでの10年間を、創業者槇野文昭氏らのインタビューなどによって振り返る内容。全9章だが、約半分が槇野氏が2001年に引退するまでの創業期、もう半分が東証1部上場や不正アクセス事件を含めた拡大期という構成。 槇野氏はもうメ…
この本で作者は、会った人への「コントリビューション(貢献)」を真っ先に考えることこそ、人脈構築の基本としている。言い換えると、常に「おもてなし」を意識せよいうべきか。これまで読んだビジネス書では、おもてなしについて、相手の考えや行動を先読…
本業ではなくサイドビジネスとして商売に携わる島田紳助流の経営哲学書。内容を要約すると、お客さん、従業員、そして自分それぞれの個人個人を大切にするというビジネスの基本中の基本にたどり着くと思う。仕事でつまづいて方向性を見失ったときに、もう一…
スーパーアグリの誕生から現在(〜2007年8月)までのドキュメンタリー。ビジネス面から人間関係、技術面までバランスよくまとまっており、難解な言葉もできる限りわかりやすく表現されているので、F1に少しでも興味があればきっと満足できる内容だと思う。 …
ケータイ業界の、特にキャリアや端末メーカーに関するトピックに焦点を絞った2007年9月頃までのトレンドキャッチアップ本。したがって、「モバゲータウン」をはじめとしたコンテンツビジネスにはほとんど触れられていない。 個人的には、今コンテンツビジネ…
この本の中で繰り返し述べられているのが、 「ビジネスを進めるには、まず明確な目的を設定すること。 次にそれを達成するための仮説を考えられるだけ挙げること。 それらを徹底的に比較検証し、そこから最も優れた一つを選んで戦略とするべき」 ということ…
コミック「ドラゴン桜」の雰囲気そのままに、筆者ならぬ「桜木建二」から20〜30代に向けたビジネス講座。 タイトルからは「楽をして」成功を掴もうというイメージを受けるが、内容はやや違い、「ムダなく」成功を掴むための術と考え方が中心。ここでいうムダ…
ラジオは映像による情報がなく音声しか届かない。そのため脳は、音声から想像力によって情景を視覚化しようとする。これが脳全体を活性化するという。私は脳のメカニズムはよく知らないが、通勤中などに録音したラジオを聞いていて、確かに頭の中で自然とい…
「スタバでipodを聞いて、ドーナツを食べると、考える力つく!その理由は?」 というキャッチーなことが書かれている帯につられて読んでみたが、なかなか手強かった。 よく「経営者の視点を仕事を考えよう」と聞くが、それに答えるような内容。ビジネスだけ…
広告ではなく、ニュースや特集などとしてTVや新聞などメディアにとりあげてもらい、発信したい情報を効果的に広めるためのノウハウ集。筆者がそれを本業とするPR会社の代表なだけに、それぞれを自らが関わったものを含めた事例を交えて紹介しているので、具…
頑固オヤジの説教を聞いているような気分になる本。ただし、理屈は通っていて、得るものは多い。 「本当の個性とは、他人と同じことをやっていく中でこそ、明らかになってくるものなのだ。周囲と同じことをやっていく中で、違いを見つけ、そこを伸ばし、自分…
キャッチーなタイトルながら、物やサービスにつけられる値段の根拠を見抜く力がつきそう。さらに最近、仕事で求められることの多い「経営者視点」を磨く一歩になると思う。スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学作者: 吉本佳生出版社/メーカー: ダ…
エキュート大宮、品川、そして立川を立ち上げた人たちの回顧録。大宮をよく利用するが、この本を読んだ後に改めて行ってみると、どういったところに思い入れがあったり、苦労や情熱が注がれているかがよくわかり、別の視点からこの場所を楽しめそうだ。 特に…
SEOの基本がコンパクトにまとまっている。 技術的なことよりも、なぜこうしなくてはならないかの 説明に重きがおかれているので 実際にコードを書く人より、サイトをプラニングする人向けかも。 そうした人が会社から「SEO勉強してこい」といわれたら まずオ…
ネットトレンドのキーワード20個について、その現状と問題点、論点、筆者が考える展望などを新書サイズにまとめた本。この本から新しい知識を得るよりも、日頃ネットニュースなどから得ている情報の整理やキャッチアップができたという印象。 個人的には、ネ…
従来、公式コンテンツありきだったケータイサイトにおいて、勝手サイトの可能性を、事例を交えて示した本。ケータイコンテンツの現状を、こうしてまとめた本はまだ少ないので、ずっとPCを通じてネットと触れてきた自分のような人にはオススメできる。 特に中…
身の回りの物の整理、情報の可視化、視点の導入と転換など、書かれていることは他のビジネス書や自己啓発書とあまり変わらない。そういった本をすでに読んでいる人には期待外れになるかもしれない。 この本の価値は「佐藤可士和」がそれらを実践し、その成果…
タイトルの問いに対し、ソニーという企業体質の面から答えを出している。以前にソニーの凋落を綴った本が流行ったが、その内容と重なる部分も多い。 時々、作者の私見が入ることもあるが、全体として客観的な視点でまとまっていて読みやすい。ただ、ソニーの…
人々の考え方・価値観の変化を「キャラ化」という切り口で説明した本。 「まぁ確かに」と一応納得できるところもあるが、「だから何?」という問いに答えられてないかも。流行ものとキャラ化の結びつけは、やや強引な部分があり分析が足りない気もする。キャ…
いわゆるPC世代に向けた、ケータイ世代の生態解説書(w。 ケータイビジネスに将来を感じつつも、ケータイ世代の思考や行動が理解できず、どうすれば彼らのココロをとらえるかわからない人にはヒントを見つけることができそう。 ジェネレーションギャップは…
間違いなくスゴ本。 エンタメを「より多くの人に受け入れられるもの」として、ディズニーランドからR25、タモリ倶楽部などを例に、なぜ万人に受け入れられたかの理由を1つずつ明かしていく。 誰でも知っている例と非常に軽い文章で、まさに「万人が読める」…
WiiやDS、さらにiPodやGoogleの成功には、簡単かつシンプルなUIと、ゲーム制作に通ずる「人を夢中にさせる」ノウハウが活かされていた。いくら高度な技術と多彩な機能を備えたものでも、ユーザーとコミュニケーションがとれなくては、そこにないものと同じ……
最近、消費者金融の営業をやっていた人の話を聞いて、改めてざっと全巻を読み返してみた。マンガとしてはいろんな意味でドギツイところもあるが、お金の知識として役立つことは確か。世の中のホンネもかいま見れる。 仕事でも生活でも消費者金融に頼るのと、…
ネット上にある玉石混合の情報群から必要なものをうまく抽出して、人に語れるような知識や、企画や記事などカタチにするための方法論。 新聞記事やブログ、2ちゃんねるの書き込みなど、違いはわかってても、ついごちゃまぜにしがちなネット上の情報を、それ…
大学教授らしく書き方や調査方法がアカデミック。主張が散漫しており何を言いたいのかいまいちつかみづらい。 ネットとリアルコミュニティの傾向を実際の調査結果に基づいて説明しているが、結局、それらに参加している自分にとって肌感覚でわかっていること…
若い人に向け仕事への向き合い方を説いた本。著者はAmazon日本法人立ち上げメンバーで、「1万冊以上のビジネス書を読んだ」という出版プロデューサー。自分より2つくらい年上のまだ若い方。古いけど忘れてはいけないことと新しい考え方がうまくミックスされ…
記者がWiiを購入したのは昨年末。当初は、女だけ4人も集めた痛いクリスマスパーティーや、正月に実家に持ち帰った際のコミュニケーション用として「Wii Sports」などが大活躍したが、その後はまるで使わなくなった。 持っているゲームが「Wii Sports」「はじ…
ヤフオクで2日間使用の中古品として出品したところ、55,000円の値がついた。結果的に6,200円の儲け。初めから売るつもりで買ったのではないが、個人的な使い方として今までのiPodの方が使い勝手が良く、いろいろ考えてすぐ手放した方が得だと考えた。 Window…