有料セキュリティソフトは必要か?

シマンテックのブロガーズミーティングに参加してきた。サーバールーム見学会などもあったんだけど、個人的にセキュリティソフトについていくつか聞いてみたいことがあったので、担当者に聞いてみた。

それは、無料のセキュリティソフトがたくさんあるなか、年間5000円前後も払ってノートンなど有料ソフトを選ぶ必要がどこにあるかだ。セキュリティソフトの善し悪しってイマイチわかりにくいし、最近は大きなウイルス騒ぎもあまり聞かない。(いまだにnyを使っている公務員なんかを除いて)

担当の方に聞いてみると、同じジャンルでもモノによって効き目がまったく違うらしい。例えば100個のウイルスに感染したPCをスキャンさせると、全部見つけるモノもあれば、10個しか見つけられないモノもある。無料のものが10個しか見つけられないとは言わないが、ノートンはワールドワイドでのセキュリティ監視体制を活かして、様々なウイルス駆除だけでなく、繁殖をはじめる前の「これはあやしい」と思える動作も見逃さないとか。

そりゃ、作っている人が自信を持っているのは当たり前だけど、特にネットブックなど外に持ち歩くノートPCは特にセキュリティに気を遣って「安心料」を払っておいた方がいいかもしれない。イーモバイルなんかはほぼ直結でネットにつながっているから、ルーターかましADSLなんかよりかなりリスクが高い。タダのセキュリティソフトを使って問題があっても、誰にも文句を言えないわけだし。お金を払って正しくつかっていれば、何かあったときに文句を言えるし、規定内ながら保証も受けられるのだ。

あとネットワークゲームネトゲ)ユーザーも注意が必要とのこと。ゲーム中のアイテムなどをリアルマネーで売買できるものがあるけど、そうしたユーザーのアカウントが盗まれて現金被害を被るケースが多いとか。加害者側は、かつてはエンジニアとかウイルスを作ったりコントロールできる人間が中心だったけど、最近はそういうスキルがなくても技術を金で手に入れて悪事をはたらくケースも多いとか。

そういや、ノートンはイメージキャラクタにしょこたんを起用してたけど、そうしたユーザーへアピールする意味も込められているのかな。

そんなわけで、特に「ネトゲ」「モバイル」のどちらかに当てはまるPCは、お金に代えても万全なセキュリティ対策を施しておくことが望ましいようです。


おまけ。シマンテックのバックアップツールなどのテストを行うためのサーバールーム。コンソールとかCTUっぽくて萌える(w

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