R25デジタル版が休刊


ネットランナーの休刊は、正直「あ、まだやってたんだ」というのが第1印象。そう思うのも、全盛期の頃の存在感があまりにも大きかったのに対し、今はほとんど見かけないから置いてない書店も多いんじゃないかな。あの「中華キャノン」は鮮烈でした、おつかれさまでした。そうだ「侍魂」なんてサイトもあったね。当時見ていたサイト、まだ生きているところでもほとんど見てないや。。。


休刊といえばFujisan.jpの「R25デジタル版」も8月いっぱいで休刊になるそうです。

休刊のお知らせメールより

ご購読いただいておりました【R25 デジタル版】でございますが、
2007/08/30発行号をもちまして、デジタル版のみ休刊することになりました。

せっかくご購読いただきましたのに、このような残念な結果となってしまい
ましたことを深くお詫び申し上げます。

また機会がございましたら、お客様のご希望に添えますような雑誌をお探し
いただければ幸いでございます。また、60誌以上のデジタル雑誌のご購読や
無料で見本誌もご用意しておりますので、ご覧いただけましたら幸いです。

トップページ:
http://www.fujisan.co.jp/ap-i-customer-first

デジタル雑誌トップページ:
http://www.fujisan.co.jp/digitalmagazine.asp/ap-i-customer-first


R25って無料誌のほか、Webでもほとんど同じ内容が見れるから、このデジタル版って何の意味があるんだろうって届く度に思ってたけど(←登録はしてた)、ある意味予想通りというか。もともとFujisan.jpのPR的な位置づけで、あらかじめ決まってた期間(半年)の契約満了かなとか勘ぐってみたり。


ともあれ、あれだけ人気があるR25をたった半年で休刊させるということは、少なくともリクルートが目論んでいた何らかの成果は得られなかったからだと思う。


電子書籍Fujisan.jpはデジタル雑誌)の存在意義って、物理的なことを抜きにすると、無料があたりまえのネットコンテンツの世界に紙のコンテンツを持ちこんで、もっともらしくお金をとるための手段ととらえているんだけど、雑誌感覚で持ち歩け、紙に匹敵する視認性のあるモバイルビューアが出ない限りは、やはり難しそうだ。おまけにケータイでもある程度の代役をこなせてしまい、それに満足する人は多いだろう(ケータイ小説のヒットを見ると特に)から、ケータイと雑誌の間に割って入るのはかなりキツイと思う。


ネットランナーの休刊は、紙の情報がネットで誰でも簡単にタダで収集できるようになった結果だろうし。やはり雑誌の将来は厳しそうだ…