レノボ、完全防水PC

 

…を研究開発中だそうで。電車の中吊り広告で見つけたので、思わず撮ってしまった。

「誰よりも先に、完全防水のPCをつくりたい。」
レノボのエンジニア、水に強いPC研究中。

今日のThinkPadは、60ccの水に耐えることができる。しかし、私たちエンジニアは全く満足していない。本当に作りたいのは、たとえ水没しても起動するThinkPadだ。完全防水のPCは、世界のどこにも前例がない。誰も見たことがない。だからこそつくる価値がある。

完全防水のPCが欲しいってワケではないんだけど、「こういうのを研究開発中」という中吊り広告も珍しい。検索してみると、これを含む一連の広告をWebでも紹介しており、6月1日から1ヶ月こうした広告を東京、大阪、福岡の鉄道や空港で打っている様子。


否定的にとると、いろいろゴタゴタがあった間に、技術的にはどこにも負けない自信があるのにユーザーをあっと言わせるようなPC(主にThinkPad)を出せなかったり、IBMLenovoとブランド価値が落ちたり、PCに対するニーズの変化に商品がついていけず存在感が薄れてきている(≒売上状況が苦しい)現実にもどかしさをぶつけたんじゃないか、とイロイロ想像できる。


反対に肯定的にとれば、こうした研究成果を反映できる製品を開発できるメドがたったともいえそう。


個人的にはこういうの好きなんだけど、イマドキこういう広告のウケってどうなんだろう。すごいのはわかるんだけど、イマイチ具体性がないというか、レッツノートの「満員電車に耐える」アピールの方がピンとくる。わざと通好みを狙っているのかわからないけど、共感する人の絶対数は少ない気がする。それを電車で中吊りするのは…?


ともかく、ThinkPadからレッツノートに乗り換えたユーザーの一人としてThinkPadの巻き返しを期待するばかり。