「ジャンプ放送局」のスゴさとその人気の秘密

「ジャンプ放送局」のスゴさとその人気の秘密とは?


スゴイと思うのがここ。では連載を続けるコツとして

たまに面白くないのも入れるんですよ。すると、敷居が低くなって投稿数が上がるし、質の高いネタも光る。あとは、掲載者全員に特製の新聞を送ってました。そこにコーナー別の傾向と対策が全部書いてある。没ネタの添削つきで(笑)。

投稿慣れした人ばかり採用されると、敷居が高くなって内輪盛り上がりになってしまう。だからわざと隙を作って新しい投稿者(ユーザー)を受け入れる。彼らに採用されるコツを教えて全体的なレベルを上げていくってことですな。


そういうちゃんと考えられたシステムが生まれたのは、プロの漫画家と同じ土俵で勝負しなければならない環境があったから。うーん、単に懐かしいと思うだけでなく勉強になります!

「双方向のメディアという意味では同じだよね。でも、なんたって当時のジャンプのマンガと人気投票で争ってたんだよ」

え、あの読者アンケートで人気がなかったら即打ち切りという有名なシステムに…。

「そう。JBSも入ってた。ちょっと落ちたらすぐテコ入れですよ。やっぱりキモはお題かな。例題つきで、それも一番書きやすそうなコーナーを考える。で、毎週4万通来るハガキを全部見て、掲載を決める」


トリビアとして、あの「竜王は生きていた」は、だいたひかるの元夫で構成作家北本かつら氏。