アップルになりたいASUS

東洋経済EeePCのメーカーASUSアスース)の歴史が紹介されてます。

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05年、そんなアスースに転機が訪れた。当時、ハード機器の価格下落が進み、ODMの利幅は薄くなるばかり。さらに、02年に開始した自社ブランドのノートパソコン事業の成長が得意先の目に留まった。「ODMで培った技術を自社ブランドに利用しているのでは、という批判がソニーなどから出始めた」(沈氏)。

 同社は、ODM事業と自社ブランド事業の分離を決断する。追い込まれた末の選択だったが、結果的には吉と出た。これがODMの陰で細々と続けていた自社ブランド事業の強化につながり、EeePCの大ブレークで結実したのだ。

PC市場の中心が自作を含めたデスクトップからノートに移り、さらにその先の見据えた戦略が吉とでたとのこと。以前自作をしていた私もはじめは「ASUSがノート?」と思いましたが、そういうことだったんですね。

現在は売上高の2%を占めるにすぎないEeePCだが、今後はシリーズ化してブランドを強化する方向だ。台北の本社に今年、ソニーやアップル出身者を含む100人のデザイナーを抱えるデザインセンターを開設。さらに、シャープからパネル調達した液晶テレビや携帯電話を自社ブランドで投入していく。

中略

 「アップルのようなイノベーティブな企業になりたい」と、技術の話になると目を輝かせる沈氏。自らの“台湾ドリーム”実現への道のりは始まったばかりだ。

EeePC S101のレポートを見ると、相当アップルを意識してますね。(1,2)国内ブランド志向の強い日本で風穴を開けつつある台湾企業に期待したいです。EeePC S101も楽しみ!