「デジカメに1000万画素はいらない」は本当かも

たくきよしみつ氏著の「デジカメに1000万画素はいらない」が面白い。「画素数が多くなるほど写真が汚くなる」と、一般に信じられている常識を否定し、きれいな写真が撮れるカメラの選び方や楽しみ方をコンパクトにまとめている。(11/8時点で4万部売れたとか)


これに影響を受けて、試しに著者がオススメしていた昔のデジカメを1台ヤフオクで落札してみた。なんと3200円!


落札したのは2000年12月に発売されたオリンパスの「CAMEDIA C-2040 ZOOM」。200万画素3倍ズームながらF値1.8〜2.6という明るいレンズを持ち、操作性も優れていて、当時書かれたレビューを見ても評判がいい。

超明かるい大口径レンズはF1.8! OLYMPUS C-2040
デジカメ持論展開100% C2040Zoom


早速撮ってきたのがこれ。
Flower Shop[C-2040ZOOM]

ヨドバシカメラAkiba[C-2040ZOOM]

Cocoon Christmas tree[C-2040ZOOM]


時間的な都合と、F値1.8という明るいレンズを試したかったので、すべて夜の撮影。三脚は使っていない。見てのとおり、Webに載せる分にはまったく問題なく、むしろ今の1000万画素クラスのコンパクトデジカメより自然な発色できれいに見えるかもしれない。レンズの性能もあるだろうけど、本に書いてあったとおりコンパクトデジカメのCCDの大きさに対すて200画素が適当だというのにも納得できた。


古いデジカメなので、動作が遅かったり、液晶が小さく暗い、メディアがスマートメディア(一般では売られてなく、オークションなどで入手)などマイナス面もあるが、どれも致命的なものではない。


個人的に一眼レフの明るい単焦点レンズを買おうか迷っていたが、これで代用がききそう。複数のレンズを持ち歩きたくないタチなので、安心して18-200mmのレンズをつけっぱなしにできる。

デジカメに1000万画素はいらない (講談社現代新書)

デジカメに1000万画素はいらない (講談社現代新書)